皆さん、こんにちは!Dimpleです!
今回は事業者向け工場用間接資材のネット販売で人気のモノタロウで
関数電卓人気ランキング1位(2022年12月)になった
CASIO fx-72Fの二次方程式の計算機能の使い方を解説します!
おさらいですが、二次方程式とはざっくりいうと
- ax2+bx+c=0 のような未知数 x を求める方程式
- 次数が2で未知数は x の1つ
- a, b, c がそれぞれ係数で a≠0, b2-4ac≧0 を満たす
…といった方程式です。
関数電卓の中だけで2次方程式を計算するのはなんだか難しそう
って僕も最初思ってましたが実はとても簡単なんです!
二次方程式の機能があることは知っているけど、なんだか難しそう…って思いますよね。
でも実は結構簡単なんです!
今回は例として僕も愛用しているカシオのfx-72Fの場合で説明しますが、
この記事を通して、
「他の関数電卓でも簡単にできるかもしれない!」
そう思っていただけたら嬉しいです!
そもそも関数電卓ってなに?
って方は、関数電卓の特徴をまとめた記事があるので参考にしてみてください。
https://dimple-archi-log.blog/choose-calculator/102/fx-72Fの内蔵公式
まず二次方程式はfx-72Fの機能である内蔵公式から呼び出して使用します。
内蔵公式というのはfx-72Fに内蔵された数学や物理学の公式のこと。
当電卓には23種類内蔵してあって、項目だけ紹介したいと思います。
- No.01 二次方程式の解
- No.02 余弦定理
- No.03 ヘロンの公式
- No.04 正規分布の確率関数
- No.05 正規分布の確率関数
- No.06 クーロンの法則
- No.07 導体の抵抗
- No.08 電磁力
- No.09 RC直列回路でのRの端子電圧の変化
- No.10 電圧利得
- No.11 LRC直列回路のインピーダンス
- No.12 LRC並列回路のインピーダンス
- No.13 電気振動の周波数
- No.14 落下距離
- No.15 単振り子の周期
- No.16 ばね振り子の周期
- No.17 ドップラー効果
- No.18 理想気体の状態方程式
- No.19 向心力(遠心力)
- No.20 弾性エネルギー
- No.21 ベルヌーイの定理
- No.22 スタジア計算(高さ)
- No.23 スタジア計算(距離)
1番上に二次方程式の解がありましたね
そうです!
内蔵公式No.1 の二次方程式を呼び出して、解を求めます!
二次方程式の公式を呼び出す
さっそく内蔵公式を呼び出してみます。
※本体をお持ちでない方には、「難しい操作は無さそうだな」っていうニュアンスだけ伝わってくれたら◎
内蔵公式は本体のカーソルキー左にあるFMLAを押すと
「Formula No.?」
と聞いてくるので、
- 公式番号の0、1、と順に押す
- カーソルキーの▼を1回押してから、EXEを押す
このどちらかの操作を行います。
前者の方法は公式番号を直接呼び出す方法。
後者はカーソルキーで探していく方法ですね。
ちなみに後者の方法で二次方程式の番号に該当したときの電卓の画面は
「01:QuadEquation」
という表示になっているはずです。
はい! 以上で二次方程式の公式を呼び出せました!
係数a, b, c を決定し解を算出する
あとは係数a, b, c を順に入力していくだけです。
先ほどの操作で画面には
「a?」
という表示になっていると思いますが、これが冒頭でもおさらいした
二次方程式中の x2 の係数です。
係数の決定は、
- 係数としたい数字を入力、EXEで決定
となります。
「a?」が決定されたら「b?」、「c?」と聞かれるので同じように入力していきましょう。
「c?」の係数を決定すると
「01:QuadEquation
x = 〇〇」
といったように表示されます。
この○○の部分が二次方程式の解になります。
二次方程式の解は2つあるので、上の状態でもう1度EXEを押すと
2つ目の解が表示されます。
以上が関数電卓fx-72Fによる二次方程式の解の求め方になりますが補足があります。
前回の数字が表示されても特に操作は変わりません。
係数にしたい数字をいきなり打ち始めて問題ありませんのでご安心ください。
まとめ
二次方程式の解の求め方を改めてまとめると以下になります。
- 本体のカーソルキー左にあるFMLAを押す
- 公式番号の0、1、と順に押す、もしくはカーソルキーの▼を1回押してから、EXEを押す
- 係数a, b, c, についてそれぞれ係数としたい数字を入力、EXEで決定を行う
- x= と表示される2つの解をEXEで確認する
いかがでしたか?
二次方程式の解を導き出すまでの過程は
結構簡単なことがなんとなくわかるかと思います。
電卓の取扱説明書は大抵それぞれのメーカーの公式ホームページで確認できるので
ご自分の関数電卓でも確認してみてください。
また、今回紹介した関数電卓fx-72Fは前述したとおり内蔵公式が充実しており、
自作の計算式も登録できる優れものです!
気になる方はぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。